★ タミヤ 1/35 フランス戦車 B1bis 製作日記 ★
  
   1/35戦車シリーズ No.58 2014年11月発売 初期価格¥6800(税抜き)

   2017.3.31 購入の経緯

   近所にある自宅併設の小さな模型店、もうかれこれ2年近く立ち寄ってませんでした。以前は35MMの
   新製品くらいは買おうとしたこともあったのですが、本業の景気が悪化したのをきっかけに、在庫も山ほど
   あるしということで、買い物は自粛してました。今はネットで買えば2,3割引、送料無料なのは知ってますが、
   どうもねえ、味気ないというか、確かにお得なんですけど、イマイチ楽しくない気がします。
   今日、時間が空いたのでふと気が向いて、そのお店に行ってみました。ひょっとしたら閉店してる?なんてことも
   あるかもね、でもまだ開いてたら久しぶりに一つくらい買おうと思って。平日は夕方くらいしかお店を開けてない
   のですがタイミング良く開いてました。中に入って棚を覗くと、2,3新入荷の品がありました。正直なところ驚きました。
   今時儲かる商売ではないので趣味でやってるとしか思えないけど、こういうお店を維持してくれるのはありがたいことです。
   それで、このキット(フランス戦車B1bisモーターライズ)を買いました。今時モーターライズの戦車を発売してくれるのは
   嬉しいですよね、私はそう思います。積んどく病はいけません、早速取り掛からなければ。子供の頃は買ったその日に
   組み上げてました、下手くそでも何でもいい、楽しかったあの頃が懐かしい。

   

   箱を開けてみる。 ぱっと見た目は、あれ(量が)こんなものか、という感じで思ったよりもあっさりした感じ。
   最近の中華メーカーのてんこ盛りに慣れたためか、そんな第一印象。
   定価は¥6800。ディスプレーキットが¥4800なので、モーターライズ化で¥2000の価格差。
   昔に比べるとプラモの値段がずいぶん高くなったものだと思うが、冷静に考えれば妥当な金額と言えるのでしょうね、
   むしろ超精密、パーツてんこ盛り、高価格の外国キットに比べれば、作りやすい、フィギュアも付属のタミヤのキットは
   割安感さえ感じます。超精密、大いにけっこう。そういうものには憧れもあるし、そういう志向のモデラー向けのキットも
   需要はあるでしょう。国内メーカーが発売していないマイナーなキットも数多く外国メーカーから発売されているのも
   ありがたいことです。でも作るのに時間が掛かるのは痛し痒し、ディテールアップはオプション、基本はあっさりサクサクと
   安心して組み立てられるタミヤのキットはやはり私向け。(笑)

   

   2017.4.1 制作開始

   タミヤ35MM No.282、 私にとっては新しいキットのイメージなのですが、発売は2006年6月。もう既に
   10年以上前のキットになるのですねえ、早いものだ。
   定番の足回りからの組立開始、転輪が32ヶ、多いなあ、とはいえ外周の黒塗りがないだけまだましかな。
   その点、T−34など大戦中のソビエト戦車は楽で良さそう(笑)。早めにこの部分は組み付けておかないと紛失しそう。

   

   車体下部、転輪周りの組立、ボディへの穴開け等を進めています。

   

   転輪をまとめて車体下部に取り付けるのですが、片側16個の小さな転輪に流し込み接着剤が回り込まないよう
   注意しながらの作業。えっ、どこをつまんで組み付ければ良いの?という感じです。

   

   なんとかすべての転輪がきちんと回転するように取り付けを無事完了しましたが、難儀しました。

   

   車体前部誘導輪及び75mm榴弾砲部分まで組み立てました。

   

   サイドスカートを取り付けて、一体成形の車体上部を仮組みしてみました。思い描いていたイメージよりも小さいです。
   フランス軍の重戦車というイメージですが、大戦極初期の車両ですから、以後開発搭乗する重戦車とは呼称は同じでも
   実サイズが異なるのは当たり前ですね。自分で作り比べてみると、いろんな車両のイメージとサイズとが食い違っていた
   ものは少なくないように思います。

   


   2017.4.2 制作その2

   車体裏面のロードホイールスカートの取り付け、車輪に接着剤が廻らないよう気をつけます。今は流し込み接着剤が
   ありますから便利になりました。

   

   駆動ギヤボックスは車体上部に取り付ける構造になってます。テンショナー支持部を接着、同時に車体上下をボルト止め
   するためのナット固定パーツも接着しておきます。
   
   

   2017.4.3 制作その3

   ギヤボックスを取り付けました。ギヤボックス自身は固定せず、履帯を取り付けた後、テンショナーで車軸を張るようです。
   それにしてもリード線の端の被覆があらかじめ切断されているのはありがたいね、グリースもキャップ付きだし
   (昔のキット付属品はキャップ無しで放置してると勝手にあふれ出す)、スイッチの固定はゴムキャップ式、昔なら
   きっと焼き止め(懐かしいw)だったところですね。細かいところまでまさに至れり尽くせりのタミヤ仕様。
   たぶんイタレリは尽くさないw。

   

   2017.4.4 制作その4

   駆動輪の取り付けです。

   

   車体上部の部品も取り付けました。

   

   ラジコンユニット流用のためのテスト

   
以前、旧日東のハーフトラックのラジコン化をやった時に使ったRCユニットを使い廻して、こちらに利用しようと
   取り出してみましたが、反応しません。 原因不明ですが、もう5,6年くらい前の事でしたから劣化したのでしょうか。
   仕方ないので、また別の分を分解して取りだそうと思います。 もともと小型トイラジの分で、電池ボックスや配線が
   一体化してる分からむりやり取り出してます、作業も雑だし、なかなか思うようにはいきません。元もと自動車用の
   ものですが、シングル仕様の戦車の前後進用に使い廻しが出来るよう汎用ストックにしておこうとたくらんでおりました。

   

   ということで、もう一台のストックから受信ユニットを慎重に取り出して、作動テストをしてみました。結果は上々、
   もともとは2CH仕様なのですが、もう片方は元もと作動不良でした。2CH共使える分を探せば、前後進左右旋回の
   戦車にも適用できます。この受信ユニットサイズならば現在作成中のB1bisにも予定通り組み込めますので
   ひと安心。ちなみにこちらの周波数は45MHz。これで、車両本体の制作モチベーションもアップします。(笑)

   

   2017.4.5 制作その5

   車体上部のパーツを取り付けています。昇降扉の裏側も再現されていて接着してしまうのが惜しい気もします。

   

   はめ込み連結式の履帯はパチパチと夢中になるくらい気持ちよくはまります。これは良いですねえ。
   以前制作したエレファント(ドラゴン製連結接着式履帯を可動式に改造した)のものを思い出すと夢気分です。

   

   内蔵電池の交換の際には履帯を外して行わなければなりませんが、簡単に外れるものか確認のため
   上部フェンダーを仮組みして履帯を着脱してみましたが、駆動輪のテンショナーを緩めれば難なく脱着可能
   でした。これで心配ありません。走行装置の電装関係は後回しにして、車両の製作を進めます。

   

   2017.4.6 制作その6 組み立て完了

   車体後部のパーツを組み付けました。

   

   砲塔部分の組立です。

   

   戦車兵フィギュアを組み立てました。

   

   砲塔を取り付けて組立は完了です。後部のチェーンは塗装完了後に取り付けを行う予定です。
   作りやすいキットはサクサクと制作も進んでイイですね。

   

   2017.4.7 制作その6 塗装開始

   組み立てが完了しましたので他のキットに目移りしないうちに塗装を始めます。サーフェイサーを吹いて、その後
   下地色から順にエアーブラシを吹いていく・・・というのが正統、主流なのかもしれませんが、私はやはり今も下地処理無し、
   いきなり直に筆塗りなのですねえ。 エアーブラシもコンプレッサーもいちお持ってはいるのですけど、どうも準備や
   後片付けが面倒で、おまけに臭いや音で気づかれて家族から苦情が出るし、なんて理由にもならない理由で未だに
   チマチマと筆塗りを続けております。たまに単色ならば缶スプレーを一吹きしますが、このキットの塗装例では迷彩不可欠
   みたいなので致し方ありません。 筆塗りでチマチマと少しずつ仕上げていく楽しみもあるといえばあるのですけど。

   

   なにはともあれ、淡々と塗装を進めていきます。

   

   2017.4.8 制作その7

   迷彩の境界線をNATOブラックにて縁取りし、工具などの細部を塗れば塗装完了。

   

   履帯を仮付けしてみました。 後はデカールを貼って簡単にウエザリングをやれば車両の製作は完了です。

   

   2017.4.21 制作その8

   フランス歩兵の制作と同時に戦車兵の塗装も行ってました。戦車兵を載せるとこんなイメージになります。
   この後、可動化に向けての工作に入る予定です。

   

   2017.4.22 制作その9

   ラジコンの仮組動作を完了(動画は完成品ページに掲載)しましたので、本来のシングル走行仕様に戻します。
   今一度車体上部を取り外して、電池ボックスの組み込みなどを行います。このキットの電池交換は面倒です。
   駆動輪のテンショナーをゆるめてから一度履帯を取り外さないといけません。構造上致し方ないのでしょう。
   (製品開発当初からモーターライズを考慮していたわけではなく、後からモーターライズ化したという話を目に
   しましたが真相はどうなのでしょうね)

   

   この後、仕上げ段階に入ります。デカールの貼り付け他、後部のチェーンの取り付けなどがまだ未完でした。
   後部にテンショナーを操作するための六角レンチを入れる穴が2カ所開いているのが見えます。これは
   モーターライズのための穴ですので本来はありません。

   

   とりあえずこの段階で、シングル走行のデモ動画を撮影してみました。よく走ります。直進性に問題があるのは
   左右のテンショナーの調整具合が影響しているのでしょう。調整はなかなか難しいです。

   

   2017.4.23 完成

   デカールを貼り付け、簡単に墨入れ、ウエザリングマスターによる汚しを行って完成です。

   



   完成品のページは   です   

       



   番外編 フランス歩兵セット

   2015.4.15 製作 その1

   B1bisがほぼ完成したので、情景の友にはフランス歩兵でしょう。w

   

   フィギュアは組立も塗装も時間が掛かるのですが、これがないと車両も引き立たない気がして、私には欠かせません。
   今日はとりあえず一体組立です。兵士のヘルメットは各国ごとに特徴があって面白いですね。

   

   2017.4.16 製作 その2

   今日は2体目の組立。 分隊長だそうです。士官でしょうか。

   

   2017.4.17 製作 その3

   兵士3体目。フィギュアはパーティションの処理がありますのでそれなりに時間が掛かります。

   

   2017.4.18 製作 その4

   本日は残り3体を一気に組み立てまして、6体全員集合です。この後、小銃には紙でスリングを付けて、
   戦車兵を含めた塗装に入る予定です。

   

   2017.4.19  製作 その5

   小銃には紙のスリングを付け、塗装を開始しました。フランス兵はマイナーなので色も混色が必要です。面倒です。

   

   2017.4.20 製作 その6 (終了)

   歩兵の塗装の続き。ほぼ終了。墨入れの余分なところを拭き取りあごひもの書き込みを忘れないように。