★ タミヤ 1/35 W号対空自走砲 メーベルワーゲン 製作日記 ★

   2004.1.17 製作日記 開設 キットのご紹介

   1BC(ワンボックスコンペ)参加用としてエントリーしたものです。
   メーベルワーゲンとは、ドイツ語で家具運搬車のこと。箱絵は、戦闘時の模様を描いていますが、移動時は
   四方に開いた防弾版を立てて対空砲を囲ってしまい、その姿がまるで家具を運搬しているように見えると
   いうことから、このニックネームが付いたそうです。タミヤから発売されているメーベルワーゲンには、この
   20mm機関砲4連装タイプと、37mm単装タイプがありますが、旧作の4連装タイプのみフィギュアが付属
   しており、手元にも製作ストックがありましたので、今回このキットを手がけることにいたしました。

      

      


   2004.10.09 制作開始

   もう締め切りもあとわずか、ようやく制作に着手しようかと、まず説明書通り ホイールの制作から始めたところ、
   セメント(接着剤)がすっかり干上がっており使えませんでした。さっそくプラモ屋さんに行って買ってこなければ
   先に進みません。(^^;)

      

  2004.10.23 1BCになんとか間に合わせたいですが・・・(^^;) 

  もう締め切り間際、残すところ1週間しか期限はないし、本業の方の納期と重なってはいるのですが、やっぱりこれを
  放っておけなくなって仕方ありませんので、とにかく今夜は作品の制作を再開することにしました。実物を持ち寄るコンペだと
  抜きはすぐばれるのですが、何はともあれ今回は完成がまず第一条件ということで、とにかくやれるところまでやってみましょう。
  まずは、車輪関係の組立から、4号戦車はなんといっても転輪の数が多いのが難点といいますかめんどうなところです。
  まずは塗装のことは置いておいて、転輪、駆動輪、誘導輪の組立からはじめました。その後に、説明書に沿ってリヤー
  パネル付近の組立です。

      

   次に車体下部の懸架装置(サスペンション)廻りの組立と各車輪を取り付けたところです。

      

   お次は、ペルト式キャタビラの接合ですが、ポリ製キャタビラの焼き止めを行うのはもう何十年ぶりでしょうか。
   市販の百円ライターを使って、両手が空くように万力を組み合わせた加熱道具を考えました。
   (危険!ライターが加熱して爆発する怖れがありますので絶対にやめましょう。)
   アルコールランプのたぐいが便利だとは思いましたが、どこで手に入れるかが思いつきませんでしたので、
   百円ライターでこんなものを考えましたが、なかなか重宝します。写真はドライバーの先を加熱しているところです。
   キャタビラの接合は熱したドライバーなどで突起を溶かして指で押さえて形を整えよと説明書には書かれていますが、
   なかなか上手くいきませんね。

      

   接合したキャタピラを仮付けしてみました。上側のキャタピラのたるみをどうやって表現するか思案中です・

      

   左の写真はなんでしょう。
   実は、フェンダー(泥よけ)の鉄板部を薄く削りこんでいるところです。写真の右側のフェンダーの部分が削りこんだ
   ところですが、あまり分かりませんね。
   右側の写真は、防弾板を仮組みしているところです。

      

   メーベルワーゲンを、今回のコンペに選んだ理由は、この独特の防弾板にあります。幸い、キットは、防弾板が
   開閉可能な構造になっていますので、左の写真のように、防弾板を閉じて移動中のものと、右の写真のように
   防弾板を開いて戦闘態勢に入ったところの二つのシーンを再現しようと思っています。
   防弾板自身は、地上からの銃撃を避けるためのものですね。対空放火の場合は、このように防弾板を全開に
   するのですが、実用上は、応急的に作った対空自走砲というイメージで、防御性からいうとなんともお寒い感じは
   否めませんが、この独特の防弾板構造が私にとっては魅力です。

      

   今日は、20mm4連装対空機関砲の一部まで制作しました。銃口はピンバイスとデザインナイフを使って孔けています。
   まだまだ完成までは、機関砲の組立、フィギアの組立、そしてそれらのすべての塗装と、ベースを作った後に完成写真を
   撮って1BCへの応募までなんとかこぎつけたいものです。

      

   2004.10.23 その2

   本業の仕事も気になるところですが、1BCに向けて目処を立てたいというか、残された時間内になんとか
   仕上げるべく組立を続けました。
   20mm機関砲がほぼ完成しました。

      

   本体の上に機関砲を据えるとこんな感じになります。塗装のためにいったんキャタピラは取り外しました。
   ストロボを使わずに撮したらちょっと暗かったようです。

      

   全体の塗装をダークイエローでエアーブラシで吹き付けましたが、写真ではいまいち質感が表現出来ていません。

      

   さて、細かい塗装に入るまえに、射手のフィギュアを仮組みして、機関砲のイスに合わせています。
   イスの背もたれは、射手のフィギュアを載せた後でないと取り付けが出来ません。
   今日はここまで。後は最終日に向けての追い込みです。

      


   2004.10.31 1BC(ワンボックス・コンペ)への締め切り間に合わず


   この週末なんとか締め切りに間に合わせたいと願っておりましたが、本業の締め切りと重なってどうしても
   完成させることが出来ませんでした。
   というわけで、残念ながらも未完成のままとりあえず写真を残すことにしました。本体の塗装、搭乗員フィギュアの
   作成がまだ残っております。

      

      

   2005.1.1 フィギュアの製作

   大晦日から元旦にかけて紅白歌合戦からその後のカウントダウンライブを見ながら集中的にプラモ作りをしました。
   今日はフィギュアの組立です。組立後、車体のそれぞれの位置に置いてみました。これ以外に双眼鏡で空を
   見上げる指揮官が欲しいなあと思いますが、この作品は1BC向けに手がけたものですから、そのフィギュアの
   登場はあきらめます。これから最後の塗装をいたします。
   まだまだ完成まではかなり時間がかかりそうです。

      

   2005.8.9 転輪の塗装

   ぼちぼちと再開しています。ようやく転輪の外周のゴムライニングの塗装を終了しました。

      

   2005.8.11 対空機銃の塗装

      

   2005.8.13 フィギュアの塗装

   フィギュアの基本塗装を開始、対空機銃に仮置きしてみました。

      

   2006.7.8 制作再開

   
しばらく放置してしまっていましたが、予備転輪を取付、ようやく少し塗装を再開しました。

      


       

   2006.9.7 デカールの貼り付け

   しばらく放っておいたら、防弾版のステーが3本無くなってました。致し方ないので残ったものを元に、
   伸ばしランナーで自作。一部木部の塗装をした後、デカールの貼り付けを行いました。

       

   2006.12.31 ウォッシング

   なんだかんだと後回しにしてしまいましたが、そろそろ完成披露にしなくてはなりません。年末年始年越しモデリング
   と行きたいところです。
   
      

   2007.1.1 墨入れ及び汚し

   まずは、防弾盤を閉じた状態での墨入れ及び汚しを加えております。

      

   次に防弾盤を開いた状態で、同様に墨入れ、汚し塗装を加えます。

      


                                  完成です

               



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