リプレースシリーズとは、ジャンク品(主に作りかけなど)を手に入れて、完成品に仕立てようと思う企画です。

このキットは、ネットオークションで知り合った方から無料で譲り受けたものです。

無塗装でほとんど組上がってしまっていますが、所々部品が外れたりした箇所もあり、不足部品もあるかもしれません。不足品はメーカーのアフターサービスから取り寄せ、塗装を施して再度完成させたいと思っています。

運転席に既に二人のフィギアが載せられており、この部分の塗装が困難なのでどのようにやるかなあと思案しております。

★ タミヤ 1/35 アメリカ・M26戦車回収車 リプレース(修復)日記★
                         

   2003.12.14 企画開始

       

   この戦車回収車にトレーラーの部分を加えたものが、ドラゴンワゴンと呼ばれるキットでタミヤMMシリーズ
   30周年記念の記念すべきキットでもあります。

   2005.5.4 ジャンクキットの画像再掲載

   手持ち素材であるジャンク品の外観を改めて掲載いたします。
   このキットをどのように修復できるかを楽しみたいと思います。

      

   2007.7.7 修復開始

   HP開設時(4年前)から企画していて未だに何も進展していなかったこの計画。お気楽さんのサイトで企画されて
   いる「タイヤコン」に参加すべく、ようやく具体的な作業を開始します。

   まずは不足部品の洗い出しをやって、必要最小限の部品だけアフターサービスで手に入れようと調査開始。
   あれこれ散発的に見られる不足部品をすべて手配したのでは、新品購入と変わらないくらいの費用がかかって
   しまいそう。 自作出来そうなものは出来るだけ自作するようにしよう。

      

   外れていたギヤケースとウインチを調べてみると、タンデムウインチのフロント部分でした。この部分は左側の
   軸受けが無くなってます。部品請求の関係上、リアの軸受けを見ながら自作することにします。

      

   一通り調査を終えて、手配する部品は、Aアーム関係のF,Hパーツのみとすることに。それ以外はなんとか
   自作で間に合わせたいと思います。今日はとりあえず外れていた排気管の再取付のみを完了。

      

   2007.7.14 装甲キャビン内部および後輪周り塗装

   装甲キャビン内には既にフィギュアもセットされており、塗装が難しいかと思いましたが、なんとか筆の届く範囲で
   内部およびフィギュアの塗装を行いました。

      

   後輪周りのフレーム、カプラー部分を塗りました。 ウインチおよび装甲キャビン外面などは、部品の修復が
   完了した後に行う予定です。

      

   タンデムウインチ軸受けのスクラッチ

   フロントウインチの軸受けが無くなってましたので、プラ板、プラ棒を使ってスクラッチしました。リヤの軸受けを
   測定しながら、仮芯出しを行った後、プラ板や伸ばしランナーなどを使って、軸受けフレームを再現しました。
  
      

   左がスクラッチ、右の画像がキットの純正パーツです。塗装してしまえばそれなりに形になりました。(^ ^)v

      

   Aアームの組立、その他の補修

   
   アフターパーツとして取り寄せたAアーム(戦車牽引用ロープ支持用)を組立、車体後部に取り付けました。
   アームサポートロッドの部品は片側しかありませんので、他方は丸棒から削りだして取り付ける予定です。

   車体前部にも牽引ロッドを組立取付、フックその他を取り付けました。キャビン周りはこの後、前面窓ガラス、
   防弾板等を自作取付、ヘッドライトガードやサイレンその他の部品も自作して取付の予定です。
   全体的にはほぼ形になりましたが、小物といえども自作をするのは手間がかかるのでまだまだ完成は先です。
 
      

   2007.7.15 キャビン(運転席)のフロントガラスの再現と防弾板の補修

   運転席フロントガラスが無くなっていますので、薄い透明ケースの一部を切り出して、運転席内部から貼り付けました。
   また、側面装甲板が一つ無くなっていますので、反対側のものを真似てプラバンなどで自作しました。

      

   運転席前面の防弾板は、支柱も含めて一式部品がありませんので、窓の大きさに合わせてプラバンを切り出し、
   1mm真鍮線をメインの軸にして、支持金具、補強板をプラバンで作り、ステーを伸ばしランナーで作って組み
   合わせて接着しました。

      

   ラジエータ部分のカバーも無くなっていますので、プラ板で自作し、ステーも伸ばしランナーで再現しました。
   組立説明書を見ながら現物合わせで適当にやっていますが、塗装してしまえばそれなりに形になることでしょう。

      

   
   2007.7.16 アームサポートロッドの制作と取付

   3ミリ丸棒を段付きに削りだしてサポートロッドを自作、両端をヤスリで固定し、穴を空けた後、伸ばしランナーの
   ピンで上部のみ結合した後、反対側を位置決め後接着。

      

   運転席後部の作業用スポットライトは片側のみヘッドライトの余りパーツを流用してそれらしく取付。透明パーツは
   適当な透明プラシートから切り出し接着。 ワイヤーロープの先端ソケットは、ピンの部分に穴明けして、真鍮線で
   作った0字環を通して、牽引フックに固定。

      

   ライトガードを補修し、紛失しているサイレンを適当に制作。 キャビン上部の吊り鐘状の部品と機関銃押さえとを
   付け加え、機関銃とバックミラーを取り付けて、補修工作を完了としました。

      

                              補修工作完了です
 
     

     


   2007.7.17 基本塗装を完了し、ほぼ完成。

     

     2007.11.1 車体裏側の塗装

     前回の分で基本的な塗装は完了にしようか、車体の裏側はどうせ見えないのだし・・・と思ったりもしましたが、
     ソフトスキン(非装甲車両)の面白さは、車体下部の見えなくなる部分のメカニズムにもあるのだしと思い、
     またちまちまと筆で塗り始めました。
     今日は、主要な部分をオリーブドラブで塗り終わりました。残りはチェーンや排気管などの塗装を後日。

        

     2007.11.20 仕上げ及び完成

     他の制作品も詰まってまいりましたし、タイヤコンの締め切りも間近となりましたので、タイヤ周りだけ汚し塗装して
     ひとまず完成とします。

        


                                  完成です (^^)v

                 



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