★ フジミ 1/76 ソビエト重戦車 KV−U 後期型 製作日記 ★
キットの紹介ページは です
2017.6.19 制作開始 制作その1
フィギュアばかりでは少々飽きも来るので、気分転換に簡単に組める車両をと思い、懐かしさのあまり
手に入れていたこのキットに手を出すことにしました。が、これまた苦行に陥ったような。説明書には
1996年の文字が記載されていますが、私が高校生の頃だったかに作った覚えがあるので初版は
1970年代ですよ、きっと。金型が古くなっているのを改修せずに再販したキットのような、そんな感じです。
なんとも東欧製キットを組んでいるような気がしてきました。先日もう一台手に入れてしまったのですが
とんだ寄り道だったかも。
バリは多いわ、軸穴は小さくて補正が必要なところもあり、リターンローラーの軸を1本折ってしまい、穴を開けて
ピアノ線を通して補修するはめに。箱組の車体は歪んでいて無理矢理押しつけて瞬接で強引に固定。なんとも
先が思いやられます。けど、仕掛かったからには早めに片づけてしまいたいものです。まあ、結果がそれなりに
良ければそれでイイのですけどね。
2017.6.20 制作その2
やはり古いキットですね、合わせがちっとも良くありません。オマケに取付位置もよく分からない、部品番号が
間違っている、等々。 取付位置を確認しようと説明書の4面図を見ると明らかに砲塔形状が違う・・・どうも初期型に
見える、と思って確認すると「初期型4面図」と明記されていました。唖然、後期型のキットなのに初期型の4面図を
掲載してどういうつもりだろうか。フィギュアが1体付属していて、ハッチには収まるので載せてみようとすると、
ハッチのヒンジ位置も前後さえ分からない。困ったものです。やはりこれは古い東欧キットではないのでしょうか。(笑)
車輪周りを先に塗装して、キャタピラを取り付けました。やはり履帯は連結式がベストですね、ベルト式では
よほど繊細軟弱な材質でないと浮き上がりが否めません。それでも苦労して駆動輪には出来るだけ食い込ませましたが。
なんだかんだと言いながらも組立が完了しました。 まあイイ感じかな。
2017.6.21 制作その3
ヤフオクで格安で入手した2台目のキットが届きました。デカール欠品ということですが、1台目のものが
利用出来ますので問題無し、成形色も違う初版のキットのようです。定価は¥250となっています。金型が
新しい時のものでしょう、バリもかなり少ない(ほとんど無いような)です。
それはそうと、操縦席の前に機関銃があるけど、これって操縦手が機銃も操作するわけ?隣の席はどうなってる
のかな?隣席にはハッチもないし、乗員はいない?・・・タミヤの説明書から推測すると、操縦手は中央部に座り、
機銃側に機銃手が座るのかな?前面中央部のクラッペのようなものは前面ハッチだそうで、ここから出入りするには
小さいような、たぶんここは操縦手の前面窓。とするとやはりBT戦車のように車体中央が操縦席なのかなあ。
・・・やはり気になる、ハッチを立てて、機銃手が周りを警戒するふうに顔を横に向けた形に修正します。
2017.6.22 制作その4
2台目制作中。再販キットに比べるとバリは少ないものの、合いの悪さと共にそこそこにはありました。
やはり昔のキットです。キャタピラが非常に柔らかい感じがします。まだ巻き付けていないのでどんな感じかは
はっきりしませんが、素直になじんでくれることは期待できないでしょう。それでもパーツが少なく細かいところに
手を入れなければそこそこ手早く組立も終わるのでイイ感じです。機銃の先端くらいはドリルで開口しておきました。
小さなキットは何台か作ってもさほど時間が掛からないので、けっこう楽しめます。72サイズとはいえ実機が大型
車両なのでそこそこ存在感も感じられますし。数があればジオラマもまた妙があるのではないかなと思ったりします。
2台目もキャタピラの取付を終えて組立完了です。キャタが非常に柔らかいのでスプロケットのピッチも、
キャタを引っ張って無理矢理合わせるという荒技が出来ましたがキャタがちぎれそうです。また車軸が曲がり気味、
今にも折れそうです。折れたら折れたで、この車両の場合は車体にピアノ線を貫通させることが出来る構造なので
まだましです。カンチレバー(片持ち、張り出し)方式の車軸だとそうはいきませんけれど。キャタが引っ張られて
車輪中央部分がへこんでいるのが目立ちます。やはりフジミの新キットのようにプラ製連結キャタに変更したら
このキットもずいぶん格好良くなると思うのですが残念です。
2017.7.9 制作 その5
車体全体を塗りました。 ふと見ると、1両(古いキットの方)はキャタピラが外れてしまってます。困ったものです。
瞬間接着剤も効かないみたいです。