★ ハセガワ 1/72 ドイツ自走臼砲 カール 製作日記 ★
  
   キットの紹介ページは   です

   2011.9.12 制作開始

   
最初に弾薬運搬車の方から製作を始めます。吊り下げられた状態で再現されている弾丸の大きさと車体を
   比べるといかに大きなものであったかが分かります。キットではこの弾丸を糸で吊り下げる形になるのですが、
   弾丸が軽いと糸がたるんでしまうと思われるので、弾丸の中にガン玉(釣りのおもり)を入れることにしました。

      

      

   弾薬クレーン部品の組立 その1
   
   弾薬をつり上げるフックならびに支柱部分のパーツを切り出しました。

      

   2011.9.13 弾薬クレーン部品の組立 その2

   
糸を通して弾丸の垂れ具合を見てみましたが、この糸では太すぎたようです。
   スケール的にはどうか分かりませんが、垂れ具合がピンと張ってないと締まりがありませんね。
   ちなみに、この糸は釣具店で買った銀色の糸ですが、ちょっと腰が強いようです。
   (銀メッキのような感じでその分柔軟性が落ちています。)

   

   2011.10.1 砲塔の組立
 
   弾薬運搬車はひとまず中断して、本体の砲塔関係に取り掛かることにします。
   72サイズとはいえ600mmの砲身はさすがに大きいです。スプリングで砲身が前後するようになっていますが、
   プラ製のガイドシャフトには押しピン痕があるし、砲身の合わせもきちんと修正しないといけません。
   それでもスムーズに動くとは言い難い気がします。

      

   砲身が大きいので楽にムギ電球が入ります。手持ちの黄色のムギ球を光らせてみました。
   なかなか良い感じではないでしょうか。(^^)

      

   2011.10.2 砲塔仮組

   砲塔を車体の上に仮組みしてみました。まず水平状態。 最大仰角は70°ということですから、これくらいでしょうか。

      

   主砲傾動 可動化構想

   主砲の傾動をモーターで可動化出来ないだろうかとあれこれ思案しておりました。現在主砲仮組、可動化可否の
   検討段階ですが、モータータンクコレクションの駆動部を取り出し、そのままでは出力軸の回転数が大きすぎるので、
   一段ギヤを噛ませて、主砲の傾動用ラックギヤに組み合わせられないだろうかと試みています。ちょうど一般的な
   模型用ギヤとモジュール(歯の大きさ)が一致するのでなんとかこれで上手く動かせないものかと期待していますが・・・。   

   右の画像は車体を裏返した状態です。車体下部を接着した状態では改造が難しいので、車体上部のパネル裏に
   駆動装置を取り付けて、その後車体を合体させる形で、と思っています。果たして上手く改造出来るでしょうか。

      

   2011.10.5 主砲傾動テスト

   主砲の傾動装置を組み立ててみました。前回の計画通り、モータータンクコレクションを改造して駆動装置とし、
   ギヤを1段噛ませて減速、そのギヤを主砲の扇型ギヤに噛ませるようにしました。
   主砲発光用のリード線もうまく引き出せそうです。

      

   作動テストを行ってみました。ちょっと作動スピードが速いのですが、まあご愛敬ということで。(^^;)

   

   2011.10.6 足廻りの組立

   主砲傾動装置の組立を終わり、電源は外部から供給するように後部下端部にコネクタを装着して、車体の上下を接着しました。
   その後、車輪関係を取付け、履帯を取り付けました。ようやく舟形の車体から陸上車両らしくなりました。

      

   車体後部下端部分を切り欠いて配線コネクタを装着しました。射撃状態では車体を下げた状態となるため、
   車体の底にコネクタをそのまま取り付けることが出来ないのでこのようにしました。

   

   このキットは元々は自走状態を再現する形でパーツがセットされています。射撃状態ではサスペンションを動かして
   車体を下げるのですが、その状態を再現するには別のパーツが必要でした。旧キットの発売当時はハセガワに
   直接注文することが出来たのですが、今では絶版となっていますのでそれは無理です。しかしながら、別途入手した
   リニューアル版の新キット(鉄道運搬型)では、昔のパーツが不要部品としてそのままセットされていましたので
   その分を流用することにしました。パーツの成形色が異なるのはこのためです。

      

    旧キットの場合、車体側の車輪は車体側板と一体成形です。スプロケットなどはこれではキャタピラにかみ合いませんね。
   これはちょっとひどい。(^^;) 新キットではこの分が改善されて別部品となっています。
   当初はこのキットも自走化改造を考えていたのですが、上記のスプロケットの他に、キャタピラの方も接続部分には
   スプロケットとかみ合うべき穴さえ開いていませんでした。これではちょっと自走化も断念せざるをえませんでした。

      

   2011.10.7 本体組立完了

   本体の組立が完了しました。 駆動系の改造に比べればスイスイと組立が進むのでラクチンです。(^^)
   射撃状態で組んだ場合、前後のハシゴが長すぎて地面と干渉します。これは射撃時には折りたたんでいました。

      

   以前製作した同スケールのサイドカーと並べてみました。思ったほど大きくない感じもします。
   主砲前方のパーツの付忘れがありました。(^^;) 

      

   カール2台目

   台目の組立が終わったので、もう1台、鉄道輸送状態のカールを組み立てようと思います。こちらは、後期型で
   再現されており、足回りがリニューアルされています。旧キットでの間違いも一部修正されているとのことです。
   カールのサスペンションは左右非対称だそうで、旧キットは対称形だったのが非対称になっていました。
   カールの研究というサイトがあり、ここにサイト作成者の方が詳しいお話しを提供してくださっているのですが、
   それによれば、ハセガワのキットは主砲砲架の位置が後退状態で固定化されており正しい意味での射撃状態の
   再現はそのままでは不可能(改造が必要)とのことでした。ちょっとガッカリしましたけど、まあ、それはそれでも
   いいからキットを楽しみましょうというこにします。(^^) 両者を比べてみることであれこれ知らなかったことを知る
   良い機会にもなりますし、この後ホビーボスのキットも手がけようと思ってますから、あれこれ楽しくなりそうです。

   

   2011.10.8 カール2台目 本体組立完了

   2台目はストレートに組んでますのですぐに組立も完了です。新キットは後期型を再現しています。主に車輪廻りが異なります。
   カールは発射口のある方が後部です。組み立ててみて気づいたのですが、運転席が発射口の反対側にあります。
   新キット(画像手前)では、確かに発射口下部の前面パネルの形状が修正されています。浴槽のようにくぼんだ形が
   正しい形状だそうです。
 
      

   2台目は鉄道輸送型で製作しますが、輸送時は前後を台車で支持され宙づり状態で輸送されます。ちょうど
   キャタもうまい具合に垂れますのでビニール製のキャタとはいえいい感じになりそうです。
   輸送用台車の組立も始めました。旧キットのままですが、それだけに部品数も少なくてすぐに形になるのが
   嬉しいです。ただし、金型自身は改修されていないようで、バリなどは昔のまま残っていました。  

      

   運搬台車 1台目の組立

   カール本体を前後から吊り下げて運搬する台車の1台目を組み立てました。自分で組み立ててみると構造など
   なるほどなあと改めて感心するところが多い気がします。
   台車の上にクレーン本体を上架しました。同じものをもう1台作ります。

      

   運搬台車 2台目 組立完了

   2台目なのでスイスイと組立が進みました。後はカール本体を吊り下げるだけですが、塗装を済ませておかないと
   いけないようですから、また後日行います。

      

   2011.10.21 4号弾薬運搬車 組立完了

   4号戦車・弾薬運搬車の組立を行いました。ワイヤーロープの張り方は適当です。調べるとちゃんとしたルートが
   あるようでしたが、このサイズではとても無理な気がしてやめました。(^^;)

      

   カールに給弾する場合はこんな感じでしょうか。

      


   2016.7.28 弾薬運搬車及びカール1台目塗装

   しばらく放置していたカール自走砲と4号弾薬運搬車を引っ張り出して塗装してみました。塗装色はダークイエローの
   三色迷彩が相応しいのかもしれませんが、カールはジャーマングレーでもイイかな?と思い、勝手に塗ってます。

      

   この後、操作兵の配置をどのようにしようか、トラペ35の説明書を見て弾薬運搬車の操作レバーを詳しく調べてみようと
   眺めていると、トラペのキットでは弾丸搭載数が4本になってるのに気づきました。あれあれと思いながら、ふとクレーンの
   位置を見ると、前後が逆ではないですか!ありゃ〜また制作ミスをやっちゃった〜・・・と、改めてハセガワの説明書を
   調べてみると、私の制作ミスではなくて間違ってるのはハセガワの説明書の方でした。下のが説明書の写し。ほらね、
   私は説明書通りに組み立てましたよ。ウインチ側にクレーンが倒れているでしょ。

   でもね、同じ説明書の塗装図を見ると、クレーンの位置が逆なんですね。箱絵もその通りでした。あれあれと思って、
   同じハセガワのリニューアルキッと説明書をネットで調べてみると、箱絵通りに修正されてました。いまさらやり直す気にも
   なりません、気づかなかったことにします。(^^;) ちなみにこのキットは旧キットです。旧キットを作ろうとお考えの方は
   ご注意下さい。右下の塗装図が正しいクレーンの方向です。

      

   2016.7.29 弾薬運搬車クレーン向きの修正

   クレーンの向きが逆になっている件、面倒なのでそのまま・・・にしようかと思いましたが、やはり気になるので修正しました。
   搭載砲弾数の方は修正する気力はありませんのでそのままです。(^^;)

      

   2016.8.4 砲兵フィギュアの組立、塗装
 

   このキットには砲兵フィギュアが12体x2組(同一パーツx2)付属しています。モールドは甘々ですが、雰囲気を出すためには
   ありがたい付属品と言えます。組立と言うほどではありませんが、腕を接着するものは接着し、出来るだけ全く同じ姿勢に
   ならないように腕を変えてみたり、首を曲げてみたりしてますが、単なるこだわり程度です。塗装は数が多いので面倒です。
   適当に処理してます。

      
 
   2016.8.6 砲兵フィギュアの配置

   砲兵をカール本体、弾薬運搬車、それぞれに配置してみました。そのままでは自立しないものが多数ですので、
   フィギュアの足に0.3mm真鍮線を埋め込んで、車両側にも穴を空け、配置しています。
   ジオラマ仕立てにする際は、周りにもっと兵員を配置し、脇役として兵員輸送車、キューベルワーゲンを配する予定です。
   
      

   
   2016.8.9 1台目完成 (砲撃姿勢および弾薬運搬車)

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