★ タミヤ 1/35 ドイツ4輪偵察装甲車 Sd.kfz.222 制作日記 ★

    キットの紹介ページは  です。

   2006.9.9 制作開始

   タミヤ大好きと言いながらタミヤの完成品が少ないのはけしからんなぁなんてつぶやきながら押入を
   ながめてみると、2台の4輪偵察車が目に付きました。箱を開けてみると2台ともジャンク品。
   そうそう、以前ネットオークションで手に入れていたものでした。この車輌が2台もあるのは何かの縁か?
   ということで、1台はヨーロッパ戦線仕様、もう1台はアフリカ戦線向けで同時進行ということにします。

   説明書は1台分なくなっているのでちょうど良かったです。

   

   1台目はヨーロッパ戦線向けに。                  2台目はアフリカ戦線向けに。

      

   1台目 車体下部廻りの修復。 といっても外れている部品を取り付けて、その後は説明書通りです。
   
   破損箇所はないようなのでまずは問題なしです。

      

   タミヤの説明書はやっぱり見やすいです。初めは何この部品?と思ったけれど、主砲廻りもちゃんと
   修復出来ました。

      

   これは意外。 サドルの取付面に押しピン痕の出っ張りが・・・(左のもの) ルーターで削り落としました。
   機銃ユニットにサドルを取り付けて組立完了。

      

   車体上部のヘッドライトなど小物を取り付けて、上下の車体を張り合わせてまずは一段落。

      

   2台目 仮組みしてあるだけで、ほとんど未組立。 ただし、主砲が折れてました。破片が見つかったので
         良かったな。

   駆動装置廻りから組立。4輪独立懸架、4輪駆動、4輪ステアリングの構造がよく分かります。
   それにしてもドイツ車輌は車体形状といい、駆動装置といい、生産性の観点から考えると凝りすぎ
   じゃなかったの?と思えるところにしばしば出くわします。それがドイツ車輌の魅力ではありますが、もしも
   ドイツがアメリカやソ連のように生産性重視の政策をとっていたとしたら・・・歴史は悪い方向に変わって
   いたかも。 それを考えると歴史はやっぱり正しい方向に流れているとしか思えませんねえ、余談ながら。

      

   連結ロッドなど部品一つ一つがきちんと合います。さすがはタミヤ製品、嬉しいですねえ。(^ ^)

      

   車体裏側の駆動装置組立完了。 ソフトスキンはこのように車体の裏側のメカも組めるので楽しいです。

      

   乗員の乗り込み口がわざわざ開口されていますので、開放状態に組んでみたいと思います。とりあえず、
   接着はしないでおきます。
   後部ラジエーターグリルはカバーをかぶるためほとんど見えなくなります。せっかくですから画像を残しておこう。

      

   車体上部の小物は後からつけても大丈夫。 その前に車体の上下を貼り合わせておきます。

      

                       本日はここまでです。

             

   2007.6.11 制作再開 車体の組立

   車体の組立。それにしてもこういう多角形構造の制作は大変だろうに・・・とつくづく感じます。それが
   ドイツ車輌の魅力なのかもしれませんが。

   2台目のアフリカ戦線向け車輌は、側面のドアを開放した状態にしてみました。 せっかくドアの内側の
   取っ手も再現されていることですしね。


      

   2007.6.12 砲塔の組立

   1台目 ヨーロッパ戦線向け

   砲塔部を組立て、エッチングパーツによる上部の手榴弾避け金網を取り付けました。
   このキットは旧式の分ですが、金網部分のプラスチック製あみのパーツが無くなっていたようなので、
   タミヤのアフターパーツを取り寄せてみました。 ¥450でした。(^^;)

      

   非常に薄くて折れやすい感じですが、とがり先のピンセットを添えて慎重に曲げてみましたらなんとかうまく
   いきました。 これで1台目のヨーロッパ戦線向けの組立が完了しました。

      

   2台目 アフリカ戦線向け

   こちらはプラスチック製のあみをキットの枠に貼り付けることにします。
   もともとはキット付属のあみ(画像上のもの)が一枚しかなくて、ちょうど同じようなメッシュのあみが
   無かったのでエッチングパーツを手に入れてみたのですが、エッチングパーツと比べると、なんともキット付属の
   あみのメッシュの粗いことか。これならば、手元にあるプラ製メッシュ(ツバイシェンレーズンクのもの)があるから
   こちらを利用しようということにあいなりました。
   説明書の型紙に合わせてデザインナイフで押し切りしてみましたが、このプラ製のあみ、ちゃんと編んでいる
   のですよ、ぽろぽろとほつれてきます。ちょっとびっくり、一体成形だとばかり思っていましたが。

      

   プラ製のネットとエッチングパーツ製のネットを比べてみました。 こうしてみるとさすがにエッチングパーツは
   シャープな感じですね。キットが引き締まる気がします。それにあみを一つずつ切って貼り付けるよりもはるかに
   手早く完成します。でもこういうふうに少しでもディテールアップをするのも楽しいものですね、私はエッチング
   パーツは苦手ですが、こんなふうに使いやすい製品だとちょっと魅力的です。

      

   2台目の砲塔は、上部保護カバーを開いて、キット付属の乗員フィギュアを座らせます。
   ちょうど一体しかありませんでしたし、前所有者は黒服をつや有で塗ったところで手放してますし、
   このフィギュアを活かしてあげようと思います。ちょっと手を入れてアフリカ戦線らしくするつもりです。

   今日はこれまで。

      

   2007.6.13 2台目の砲身部組立

   昨日に続いて今日も組立の残りをやりました。 2台目の機関砲部分の組立です。1台目の分は前所有者が
   作っていましたので、今回初めて。 車体に搭載してこれで完了、と思いきや、なにやらパーツが一つ残って
   います。?と思って説明書のパーツ番号と照合すると、「砲身先端部」とありました。

   そういえば砲身が細いなあとは思っていましたが、このパーツがついていないのには気づきませんでした。
   箱の中身を探しても、1台分は残っていませんでした。こりゃ仕方ないから自作だな。(^^;)

      

   伸ばしランナーの先端をドリルとデザインナイフで開口し、それらしく作ってみました。
   左の分(2台目・アフリカ仕様)が自作。 右の分(1台目ヨーロッパ仕様)がキットの正規のパーツです。
   まあ、なんとかそれらしく見えないことはないので、これでイイでしょう。(^^;)

      

   2007.6.14 全体塗装

   タミヤ缶スプレーで全体塗装。ジャーマングレー&ダークイエロー。缶スプレーは厚塗りになりがちですので
   何度かに分けて吹き付け。どうしても局所的には塗り残しが出てきそうなところは後で筆塗り加筆予定です。

      

   エッチングパーツのメッシュは金属製ですから、メタルプライマーを下塗りして、缶スプレーを施しますが、
   こんなにメッシュが細かくてきちんと塗れるのかなあ?と思いきや、やっぱり目が詰まってしまいます。

   メッシュのエッチングパーツなんて初めての経験なのでどうしたものかと思い、ラッカー溶剤を筆でこすりつけた
   ところメッシュの穴は開きましたが、塗装も当然はげてしまいました。
   よくよく考えれば、詰まった穴を一つ一つ針でつついて開けてやるのが一番堅いかな?と思うのですが、
   いかがなものでしょうか。

      

   2007.7.6 細部の塗装

   タイヤ、機銃他の塗装を行いました。次はスライドマークの貼り付け・・・と思いきや、デカールがない。
   そういえば調べてなかったけれども、手に入れた時からデカールはなかったような・・・。
   こりゃアフターサービスでお取り寄せだね。幸い、このキットはエッチングパーツ付きの分がリニューアル発売
   されているので在庫もあるでしょう。デカールを手に入れるまでまた一時休止だな。

      

   2007.7.7 フィギュアの改造

   黒塗りにされていた乗員をアフリカ戦線向けに小改造しています。腕を細く削り、シャツの襟などを光硬化パテで
   作り直して、腕まくり姿にします。首を一度切り離して、地上の兵士と会話をしているような向きに変えます。

      

   2007.7.8 脇役の制作

   昨日組み立てたフィギュアにサーフェーサーを塗って、車体に載せてみました。

      

   脇役として、イベント限定販売の自転車セットを制作。首をちょっぴり上向き加減に改造して会話の雰囲気に。

      

   2007.7.9 フィギュアと自転車の塗装

   少しずつ塗装を進めています。

      

   2007.7.17 デカールの貼り付け

   取り寄せていたデカールが届きましたので、それぞれ貼り付け。

      

      

   2007.11.22 仕上げと完成

   北アフリカ戦線向け車両

   車両のウォッシング、スミ入れなどを施し、フィギュアを仕上げて完成としました。

      

                     
                          北アフリカ戦線向け 完成です (^^)v
  
               


               北アフリカ戦線向け車両の完成品のページは   です

   
   ヨーロッパ戦線向け車両

   同じく車両のウォッシング及びスミ入れを行って完成です。

      


                          ヨーロッパ戦線向け 完成です (^^)v

                 

 
                  ヨーロッパ戦線向け車両の完成品のページは   です

   

   2016.9.24 3台目制作開始

   押し入れを整理していたら、以前手に入れたSd.kfz.222のジャンク品が出てきました。あれあれ、以前2台作ったのに、
   まだ持ってたかと我ながらあきれますが、作りかけながら幸い部品はそろっているみたいなので気分転換にこちらを制作して
   やろうかと思います。 プロモデラーの金子達也さんの著書「ダイオラマスタイルブック」の一文ですが「プラモデルとして世に
   生み出されたからには完成してあげるのがプラモにとっては一番です」という意味のことが書いてあって、ほんとにその通り
   だよね、と感動した覚えがあります。 楽しみ方いろいろですがやはり作ってあげなきゃねと。

   

   しかしながら、このSd.kfz.222、よくジャンク品というか作りかけをヤフオクで見かける気がします。気のせいかなあ。
   なにはともあれ、Sd.kfz.222の作りかけの続きから制作を始めました。 すぐに組み立て完了、のはずが、どうも老眼のせいで
   ゲートの切り離しも慎重にならざるを得ないし、眼鏡を外して肉眼でよく見ようとするとやたらパーティションラインが気になるしで、
   思ったほどには進みません。まあ歳のせいもありますよね、なんて思いながら車体裏側の塗装を考えてフェンダーを先に取り付け、
   足回りで組立完了後には塗りにくいところは先に塗っておこうと思います。

   

   2016.9.25 制作 その1

   今回の塗装はダークイエローとして、乗員の服はジャーマングレーにしようと思います。後はキットそのまま、素組みです。
   開閉選択式の防弾ネットをいずれの状態も再現出来るようにしたいものですが。

   

   防弾ネットを貼りました。キットの付属(画像下のもの)ではメッシュが粗いので、別の余り物を使ってみました。
   このキットはリニューアルされて新キットではエッチングパーツに代わっているので、わざわざ旧キットを作る人も
   少ないかもしれませんが、チマチマとネットを切り出して貼るのもまたオツなものです。(笑)

   

   この防弾ネット、開閉それぞれの状態を簡単に再現出来るようにと思いついて、布製テープを貼ってみたのですが、
   う〜んやはり無理があるようです。いちおそれぞれの形には撮影できましたが、乗員も上手く乗ってくれませんし、
   乗員を乗せるなら接着するしかないようですねえ。

   

   

   真鍮線でヒンジを作るほどの気力も技術力も無いし、まああきらめることですね。(笑)

   2016.9.28 制作 その2

   雨降りで蒸し暑く制作もあまり進みませんが、この程度まで終わりました。次は車体内部を塗って、機銃座等を
   組み込みます。

   

   2016.10.8 制作 その3

   合間を見て塗装をチマチマとやっております。

   

   ようやく砲塔を取り付け、フィギュアの右腕を改めて取り付け直しました。手榴弾避けネットを固定した状態でないと
   上手くフィギュアの姿勢が決まりませんでしたので。フィギュアの腕の接着が落ち着いたら制服の塗装に移ります。
   
   

   2016.10.9 制作 その4

   塗装を終了。デカールを貼り付けてほぼ完成。後は墨入れとか汚しとか・・・面倒なのであまりしたくはないのですが、
   やっぱりやらないといけないかなあ・・・なんて気持ちでやるものだから中途半端に汚れてしまう、のが通例。(^^;)

   

   2017.8.31 制作 その5

   ほぼ完成状態でしたが10ヶ月ほど放置していたら、デカールが一部はがれてしまって、修復できませんでした。
   改めて余り物のデカールから適当なものを見つけて貼りました。両サイドの国籍マークと後部の車両番号です。
   その後、フラットクリアーで上塗りしておきます。デカールの上塗りは必須ですね、忘れないようにしないと。
   この後、タッチアップ、スミ入れ、汚しなどを加えて、この車両も完成としたいものです。

   

   2017.9.1 完成

   
スミ入れ、汚しなどを行って完成といたします。

   



   3台目完成品のページは   です   




   番外編 エッシー 1/35 ドイツ歩兵休息セット及び イタレリ 破壊された教会

   これらのフィギュア、情景アクセサリーを製作してどの車両と組み合わせてみようかと考えていましたが
   Sd.Kfz.222の3台目に組み合わせてみることにしましたので、それらの制作日記をここに掲載します。

   (1) エッシー ドイツ歩兵休息セット

   

   箱の裏が簡単な組立図になってますが、箱絵と少々違うところもあり、またそれ以上にパーツは細かいところで
   相違ありです。まず、無帽のフィギュアはありません。ヘルメットか略帽を選択するしかない構成です。休息中ですから
   略帽ということにします。上着も開襟のものはありません。手に持った水筒や飯ごうもフタ付きのものだけ、タバコを
   持った兵士もタバコは付属してません。昔のキットですからね、そのくらいは自分でやれということでしょうか。

   

   イタリアのメーカーであったエッシーの古いキット、パッと見たところ、イタレリのものよりもモールドは良さそう、
   と思いましたが、組立始めるとそこそこやはり昔のキットだなという感じです。バリはあまりありません、ゲートが
   太いのは細かいパーツの切り出しに要注意、すぐに折れます。

   

   2017.6.29 制作 その1

   とりあえず、椅子に座った兵士がちゃんと着座するかどうか、組み立ててみました。どうにか様にはなっているようです。
   椅子の背もたれくらいは追加してあげた方が良いかもしれません。

   

   2017.6.30 制作 その2

   フィギュアの組立。2体分の上半身を取り付けました。将校と無線手です。昔のキットですが、雰囲気はそこそこ
   イイ感じだと思います。ただ、フィギュアの製作は手早くは進みません、少しずつ、少しずつです。

   

   2017.7.11 制作 その3

   
兵士全員の組立完了。 木箱が大きすぎる?ので足が地面に届かなかったり、ポーズが箱絵と違っていたり、
   実に大らかですが、これはこれで良しとしましょう。

   
 
   2017.7.14 制作 その4

   毎日暑くなりました。こう暑いと集中して細かいところをやるという気分にはなれません、大まかな所だけとにかく
   塗り進めていこうということで、今夜の仕事の後、少し塗装をやりました。

   

   2017.7.20 制作 その5

   
少し仕上げが残ってますが、ほぼ完成しました。

   


   2017.8.26 完成画像

   破壊された教会をバックにして、兵士一同、休息風景として完成です。

   

   
   (2) イタレリ 1/35 教会の窓、ドア

   

   2017.7.23 組立

   壊れた教会のドア。張りぼてですが、情景写真用ならばこれで充分です。

   

   パーツはわずか組立説明書も無し、箱の写真を見ながら適当に組み立ててね、ということでしょう。

   

   こちらは同じく教会の窓。 

   

   すぐに組み立ちますので、フィギュアの製作に疲れた時には良い息抜きです。

   

   2017.8.28 塗装及び完成

   適当に色づけして、石積みの目地にスミ入れ塗料を流し込み、適当に拭き取りながら汚して完成とします。
   情景画像の大道具みたいなものなのでこれで良しとします。