★ タミヤ 1/35 アメリカ M3グラント 中戦車 製作日記 ★
  
   キットの紹介ページは   です

   2011.7.24 制作開始

   
グラントの場合、駆動軸が前面にオフセットされていて、モーターライズ化するにはちょっと難点があるのですが、
   D−FOROCEの作例にもありましたし、それを参考にしてやってみようと思います。

   まず、シャーシと一体成形の駆動シャフトをカットして、その軸心に3mm強の穴を空け、内径3mmのハトメを
   挿入、ここを軸受けにします。そしてここに3mm丸棒を通して、内側に24枚歯のギヤを組み込みます。
   これがなかなか難儀で、あれこれ試行錯誤の末、なんとか組み込みました。ギヤの穴形は2mmくらいなのですが、
   シャフトと上手い具合にきつくハメ合うような適当な穴をあけることが出来ずに空回りが懸念されます。
   そこは瞬間接着剤ででも固めておくつもりですが、いささか心もとない・・・。
   ちょうど具合の良いドリル径のものがないのですよね。(^^;)

      

   2011.7.29 駆動系の組立完了

   試行錯誤の末、なんとかドライブスプロケットを回転させられるようになりました。軸の触れ回りも何度か試行錯誤し、
   やり直した結果、どうにかなりそうなところまでもっていきました。超汎用ギヤボックスの両端には12枚歯のピニオンを
   取り付けています。この後、ギヤボックスのアームが浮き上がらないようにプラ板で支え棒を取り付けました。

      

   転輪及び誘導輪はキットのままですからすぐに組み立ちます。キャタピラをはめて駆動テストを行いましたが、
   キャタピラは外れることなく上手く動いてくれます。ただやはりシャフトとギヤのハメ合いがゆるくて空回りする
   ことがありましたので、瞬間接着剤で補強しました。ここはいささか不安材料として残ります。もしもそうなれば
   カバーなどを取り外して一からやり直しということになるかもしれません。(^^;)

      

   2011.8.1 車体の仮組

   電池を交換するために、電池の収納場所をどうするか、ちょっと迷っています。電池の交換だけならば、底を
   くり抜いて、裏側から交換出来るようにする方法もあるのですが、もしも駆動系で手直しが必要になると、
   車体上下をしっかりと接着してしまったのでは手直しが大がかりになる可能性もある・・・そう思うと、車体の
   上下の接着をどうしたものかと考えます。そこでとりあえず、車体の仮組を行ってみました。

      

   この車両はサイドカバーもあるし、フェンダーとキャタピラとのすきまが狭いところもあるので、屋外での走行は
   要注意です。けっこう砂などを巻き込んで走行不能になることがありますから、やっぱり車体の上下接着は
   やめておいた方がいいようですね。 元々がディスプレーキットですから、ちょっと考えなくては。

      

   2011.8.12 組立完了

   転輪廻りの塗装とスイッチの取付

   
先日転輪廻りの塗装を済ませておきました。今日はスライドスイッチを取り付けました。

      

   車体ならびに装備品の組立
 
   結局電池を車体内に入れるためにボディとシャーシは接着しないことにしました。このため、説明書とは順番を
   変えて、フェンダーなどの合い具合を見ながら組立を進めます。

      

   フェンダーとシャーシ部分の取り合いがイマイチ合いません。 どうしてもすきまが出来てしまいます。

      

   サイドスカートがキャタピラと当たるので、フェンダーの位置を適当にずらしながらサイドスカートの位置を調整
   していきました。どうしても前部のフェンダーの合わせ目にすきまが生じます。ここを接着するわけにはいかない
   ので致し方ありません。(^^;) なかなか難しいものです。

   組立は完了しました。 フィギュアもついでに組み立てました。 残りは塗装とマーキングだけです。

      

   2011.8.16 全体塗装

   筆塗りチャレンジに投稿するつもりですので、全体をダークイエローで筆塗り。小物も少し塗装。

      

   2011.8.17 汚し塗装

   適当に汚しを行いました。 タミヤのスミ入れブラウンを使いました。けっこう便利です。

      

   2011.8.18 完成

   デカールを貼り付けて、フィギュアを添えて完成としました。

      

                   
                                完成です (^^)v

               
   

     完成品のページは   です   
   


   −−可動化改造検証−−

  
2011.8.21
 走行テスト

   
展示会会場にて、走行画像の撮影を兼ねて動かしてみましたところ、懸念していたファイナルギヤの
   スリップが生じて、上手く前進しませんでした。進行方向右側のギヤがシャフトとの間でスリップしているようです。

           

   2011.9.4 走行不良原因調査

   直接の原因はギヤとシャフトの固定不良ですが、駆動軸、誘導輪軸ともキャタピラの張力に負けて傾いているのが
   根本的な原因です。誘導輪軸はキットそのまま、駆動軸は自分で -改造したのですが、いずれももっとしっかりと軸の
   直角度を出した上できちんと固定しなければいけませんでした。フェンダーがなければギヤとシャフトのハメ合いを修正する
   ことにより直進しそうですがキャタピラが傾いて振れ回るのでフェンダーに接触してこれも動作不良の一因となっています。

   

   
左が駆動輪、右が誘導輪です。それぞれキャタに引っ張られて外側に反っています。

      

   
原因調査作動テストの動画です。↓ この状態では上手く動くのですが、接地して負荷が掛かると
   ギヤが空回りします。おまけに車体をかぶせるとフェンダーが反ったキャタピラと干渉してじゃまをします。

   

   ↓に本物の動画がありました。 これにならって、邪魔なフェンダーはいっそのこと取ってしまおうか。(笑)