★ 日東科学 1/35 ドイツ ハーフトラック Sd.kfz.250/3 製作日記 ★
  
   キットの紹介ページは   です

   2011.7.8 制作開始

   
ディスプレータイプのキットをモーターライズ化するよりも既製のモーターライズキットを製作する方が楽だろう
   そう思って、昔のキットを引き出してきました。なにぶん今から40年くらい前のキットですから、ちょっと予断を許しませんが、
   日東の分ならそれなりに組み上がるかな?なんて期待しながら取り掛かりました。

   駆動輪だけでもこのパーツ構成、タミヤのキットより多い?なんて考えてみたりしながらなにげに進めてましたが
   これは油断ならぬものでした。(^^;)
   まず説明書が分かりにくい。もちろんタミヤの懇切丁寧な説明書に慣れた目で見るからかもしれませんが、
   説明図だけでは絶対ダメ。欄外の説明文を一つ一つ丁寧に読み込んで、なおかつ、説明図も鵜呑(うの)みにしないこと、
   これが大事だと初っぱなから教えられた気がします。

   パーツも、例えば前輪の回転用ポリキャップはそのままではきつすぎてタイヤが回りません。爪楊枝を差し込んで
   外周を削って合わせておかないと走行させた時にはまず回らないでしょう。また、ポリキャップカバーのパーツをホイルに
   接着する場合も、とにかく内部のポリキャップに接着剤がしみこまないように注意しましょう。流し込みタイプではまず間違いなく
   しみこんでポリキャップを固着させてしまうでしょう。
   駆動輪の組立も、なぜか固定側のパーツまで同軸上に組み上げて取り付ける形になっています。説明書をよく読まずに
   間違えて接着してしまい、慌てて引きはがしてヤスリで研ぎ直して難を避けました。(^^;)

      

   前輪はようやく軽く回るようになったものの、駆動輪をギヤボックスの車軸に取り付ける段階で、難が発生。
   シャフトが駆動輪の奥までなかなか入らないのです。ポリキャップなのだからすんなりはまるかと思いきや、
   そうはいきません。駆動輪内側の固定部が車体下部に上手く組み合わされるように、方向も間違えないようにして
   とにかく力一杯押し込みましたらようやく入りましたが、どうも位置がずれているようでギヤボックスを変形させてしまった
   そんな気がします。それくらいはまり込みが上手くいかない。その後、駆動輪の位置を再調整し、ようやく車体に
   固定することが出来ました。説明書ではこのへんの固定の具合の絵がおかしいです。注意しましょう。

      

   ギヤボックスを固定したら、エンジン側よりモーターを押し込むのですが、これまた一苦労。かなりきついです。
   モーターを固定する車体の突起を折らないように注意しながら押し込み、位置決めです。

   この後、電池をつないで回転テストをしながら位置調整を行い、ようやくなんとか回転するようになりました。
   既製品なのに、駆動輪の触れ回りが激しいです。軸心と駆動輪の中心軸が傾いて取り付けられたのでしょう。
   ポリキャップのすきまも影響しているのかもしれません。これが走行に悪影響を与えないと良いのですが。

   スピードはかなり速いです。減速比が小さいですから、それ相応に早く動きそうです。実車の速度からすると
   それ相当かもしれませんが、模型としてシングル走行させる分にはちょっと扱いにくいかなあ。(^^;) 

      

   前輪のステアリング部分を組立て、その後キャタピラ部分の転輪の組立を一通り終えました。このあたりで
   作動テストをやりたいのですが、モーターのリードを車体に通したため、電池に接続出来ず。 みの虫クリップが
   あればテストが出来るのに・・・と思いますが、持ってません。今度手に入れよう。

   しかしながら、転輪の回転具合は鈍いです。合いの悪いポリキャップがじゃましてます。どうもこのポリキャップは
   出来が悪い。キャタピラも硬いし、上手く動くだろうかと不安になります。

      

   2011.7.9 作動テスト及び調整

   いよいよ作動テストです。リヤーホイルの位置を調整してキャタピラの張力を加減するようになっていますが、
   ほとんど機能しないと言っていいでしょう。それよりも、キャタピラをはめずとも駆動輪自身が回ったり回らなかったり、
   どうも車軸の根元部分のギヤカバーあたりが抵抗になっているような気がします。そこでここを思い切って取り外す
   ことにしました。またギヤの露出するあたりも開口部を広げ、リヤーのスプリングを模したパーツも切り取って
   出来るだけ引っかかりのもととなるものがないようにかなり調整した結果、なんとか走行出来るようにしました。

      

   電池は小さな車体には搭載不能です。そのため、牽引トレーラーに収納するというアイディアで対処しています。
   もちろんこのトレーラーは電池に合わせてサイズを決めたものだと思いますからちょっと大きめのようですが
   なかなか面白い設計です。また本体との連結を外せるように配線もコネクターを使って差し込み式にしてます。
   このあたりに昔のモーターライズキットの面白みがありますね。

      

   電池を挿入して走行テストを行ってみました。上手く走るようです。しかしながら、トレーラーの連結部は貧弱ですし
   とても悪路走行が出来そうな雰囲気ではありません。(^^;) せいぜい平坦なところくらいでしょうか。

      

 

   完成品のページは   です