★  ドラゴン 1/35 ドイツ駆逐戦車
     ツヴァイシェンレーズンク 制作日記 ★


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   2006.10.10 制作開始

   今年もあれよあれよといううちに残り3ヶ月余り。 11月末日のドラコンに向けて参加表明したキットですが、
   まだ全く手つかずでした。 車体は気に入っているのです。名前もツヴァイシェンレーズンクとはドイツ語で
   「応急的処置」とのこと。 駆逐戦車が不足して、4号戦車の車体を急きょ駆逐戦車として改造したことから
   この名が付いたとか。 まさに、大急ぎでコンペに間に合わせようとしている私にピッタリだ。(笑)

   さてさて、ドラコンは、ドラゴンのキットでなおかつディテールアップパーツ必修との条件でしたので、あれこれ
   探してこれにしました。(ああ、それなのにそれなのに・・・コンペはタミヤ製キットも可と条件が変わってしまった。
   でもまあ、最初の条件のおかげでこのキットに巡り会えたのだから、それはそれで楽しいのですが。(^ ^)

   ということで、いつもなら説明書の手順に沿って、車体下部の車輪から制作を始めるところですが、それでは
   モチベーションも上がらないと思い、ボディの方から先に組み立てることにしました。 やっぱり目に見えて組立が
   進んでいる実感がないと楽しくないですものね。 車体下部なんて同じ系列の戦車だったらどれも同じようなもの
   だし、地味な作業の繰り返しですからね。
   それにしても、このキット、部品数が多いなあ・・・エッチングパーツも盛りだくさん。 オマケにキャタは連結式。
   そんなにいらないのに・・・(^^;)

   おお、フェンダーのヒンジまでもが別部品になっている。 ドラゴン、恐るべし。

      

   車体上部を組み合わせて、ハッチや砲身基部の部品を少し組み立てて、今日は終了です。

      

   2006.10.11 初めてのエッチングパーツ

   説明書に書いてある穴がない、と思ってよく見ると、説明書の最初の所に穴明けの指示があった。(>_<)
   あれあれ、説明書を最初に全部目を通さないからこんなことになる。基本的なミスだなあ。
   もう接着しちゃって穴が開かない部分もあるけれど、まあ何とかしよう。(^^;)

      

   エッチングパーツですよ、エッチングパーツ!初めて使います。それにしても小さいねえ。
   説明書に「折り曲げろ」と指示があるから、ふと見るとエッチングパーツではないか。
   デザインナイフを押し付けて切り出したけれど、いつものものでは刃先がちびりそうなので別のものね。

      

   瞬間接着剤を使って接着するのだけれど、付かないでよいところにばかりくっついてなかなか上手く行かない。
   やっぱり俺はエッチングパーツは嫌いだ!こういうパーツはディテールアップ用の別売りでいいよ、とそう思う。
   エッチングパーツをピンセットでどうにか取り付けた後は、プラ製のフックなどの小物がとても楽に取り付けられる
   そんな気がしますねえ。まあイイ勉強にはなるね。

      

   前面のトラベリングロックなど小物の取付。トラベリングロックの支点ブラケットの位置指定が間違って成形
   されていると思うよ、要注意だね。

      

   2006.10.12 車体上部組立完了

   車体後部の小物を取付終わりました。 残りは砲身の取付だけ。 ほぼ車体上部は完了です。

   車外装備品の取付穴は一部おかしい所があります。 突起棒(これは何?)の穴は、1.1mmくらいがちょうど
   良いようですが、適当な径のドリルがなかったので、1.2mmで開けたけれどぐらつきます。

   PS, 突起棒は、予備転輪取付用の棒でした。 この段階で予備転輪に位置合わせして固定すべきでした。

      

   砲身の接着乾燥を待って、合わせ目を紙ヤスリで整えた後、砲身を取り付けました。
   こうやってながめてみるとなかなか良いスタイルではありませんか、やっぱりこのキットで良かったなあ。(^ ^)

      

   引き続き、夕方から、車輪の組立。 駆動輪、誘導輪、転輪など。 4号線車などドイツものは転輪が多いです。

      

   リターンローラ(日本語ではなんと呼ぶんだったっけ?)組立及びリヤーパネルの取付。

      

   転輪は、前後半分ずつ形状が異なります。 誘導輪(後輪)の車軸は車輪との合わせか堅いので、先に
   車輪に車軸取り付けておかないとはめ込み、位置決めが難しいです。また、誘導輪の取付角度の説明が
   あいまいですので、車体上部を組み合わせた後、駆動輪と見比べ、フェンダーのスキマなどをよく見ながら
   位置決めしないといけません。(私は一度失敗して取付直しました)

      

      

   前方のフックの部品は、切り離した後では左右いずれに取り付けるのか、説明書でも箱絵でも判別出来ません。
   説明書の番号をよく確かめてから切り離しましょう。

   右の写真は、誘導輪の取付位置を確認するためのものです。

      

   砲身の基部支点のはめ合いが甘く、砲身自重で垂(た)れ下がってしまいます。 右はトラベリングロックで
   支えた状態ですが、トラベリングロックを使用しないのであれば、固定にひと工夫が必要となります。

      

   リヤ後部の誘導輪の位置を再確認しているところ。

      

   車体上部を組み合わせて、接着すれば、本体の組立は完了です。

   残りは連結式履帯(キャタピラ)の組立のみ。 けれどもこれが面倒ですねえ。(^^;)

   キットにはエッチングパーツを多用するアーマードスカート(シュルツェン)が付いてますが、、今回は使いません。
   ドラコンの規定はエッチングパーツなどのディテールアップパーツを必ず使うこととありますが、もう既に
   車体前方のフック用に使ったものがありますから、あれで可ですよね。(^^;)
   説明書を見たけれど、とてもじゃないが、あれだけのものを作るとなると根気も時間もありましぇん。(笑)

      

   2006.11.4 全体塗装

   タミヤカラースプレー・ダーク入れローを屋外でスプレーして全体塗装。事前に車軸周りの接着部分だけ
   マスキングしておきましたが、エッチングパーツ部分にメタルプライマーを塗るのを忘れてました。(^^;)
   まあ、後から剥がれたら、その時タッチアップ程度にやり直せばいいかぁ。(笑)

      

      

   2006.11.28 制作再開

   あれよあれよという間に、もう締切も間近ではありませんか・・・(^^;)と言うことで追い込みせねば。

   車輪の塗装と、本体の迷彩塗装を始めました。エアーブラシで塗装しようと思っていましたが、もう時間もないし
   えい、やあ、と筆塗りの3色迷彩とします。タミヤアクリルのダークグリーンとレッドブラウンで大戦末期の仕様です。

      

      

   搭乗するフィギュアは、以前出てきた40年位前のMMNO.1の戦車兵セットの残骸を復活させてみます。
   当時いい加減につけていた腕を取り替えて、首を少し曲げて見上げるような形にしてみました。
   双眼鏡を持つ腕は、MMNO.2の機関銃手の余りものです。

      

   2006.11.29 キャタピラの取付

   キット付属のキャタピラは連結式、これではとても締めきりに間に合わない・・・ということで、手持ちのタミヤ製
   4号戦車D型のベルト式ポリキャタピラを転用することにしました。幸いスプロケットの歯もきちんと合いましたし、
   めでたしめでたし・・・なのですが、元々、ベルト式キャタピラの取付を想定していないリヤーの車軸は極めて
   強度が弱いようで、キャタピラの取付時に折損してしまいました。ご用心、ご用心。

   そうそう、ポリキャタピラの接合には、以前、お友達の角瓶さんから教えてもらったボンドGPクリアを使いました。
   これは簡単、便利です。(^ ^)v

      

   2006.11.30 完成

   汚し塗装などを行い、フィギュアを塗装して完成としました。
   あれこれと荒が目立ちますが、とりあえずコンペ締切に間に合ったということでメデタシメデタシなのであります。(^^;)

      

   40年位前のフィギュアはこんなふうにカムバックさせてみました。

      

                                  完成です。

             


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