★ タミヤ 1/35 ドイツ対戦車自走砲 マーダーU ジオラマ★

     
★ ”てん”の冬支度 ★

   このジオラマの場面設定は、これから冬を迎えようとする東部戦線(ドイツ軍とロシア軍との
   戦闘地区)です。
   雪の積もる戦場での迷彩(カモフラージュ)として、マーダー本体に白色塗装を施し始めた
   ドイツ軍の一場面です。

   この戦車のニックネーム「マーダー」とは、ドイツ語で動物の「てん」をあらわしています。
   ドイツ軍の戦車は、一般的に動物の名前を戦車のニックネームにしている例が多いのですが、
   この戦車にはマーダーというニックネームが付けられています。
   そこで、ジオラマのタイトルは、「てんの冬支度」としました。てんが冬眠準備をするように、
   この戦車も冬ごもり(敵戦車を待ち受けるために)準備を始めたという意味です。

   ジオラマの説明としましては、車体右後方にて、車体側面にハケで塗装をしている兵士、
   車体の上で「えーい、面倒だ」とばかりにバケツに入った塗料をぶちまけている兵士を配置しました。
   (冬季迷彩用の塗料は、石灰などを水で溶かして塗っていたようです。冬が過ぎて雪が溶ければ、
   またその塗料は落とさなくてはいけませんから、油性のペンキなどではまずかったからでしょう。)
   また、車体左後方には、砲弾を積み込んでいる兵士、前方ではこれまで使用したカモフラージュネットを
   外している兵士を配置しました。
   そして、車体前方ではジェリカンを抱えて運んでいる兵士、そのそばでは双眼鏡で、敵機の襲来を
   警戒する将校を配置しました。

   兵士の服装は、ほとんどが迷彩模様の防寒服です。この防寒服はリバーシブルタイプになっていて、
   裏返せば白色の冬季戦闘服となります。将校のみ早速と冬の服装にしました。一名だけ、ハケを
   持っている兵士は防寒服を着ていません。ちょうど利用した市販のフィギュアに防寒服を着ている
   ちょうど良い姿がなかったためですが、代わりにティッシュで作ったマフラーを巻いてみましたが
   余りよい出来ではありません。

   この作品は、AMOS@TOKYO主催のカモフラージュ・コンテストに出品するために製作した
   ジオラマ初作品です。
   まだまだ手を入れる余地がたくさんありますが、締め切りもありますので、これでいちお完成としました。

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   
    

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