★ イタレリ 1/35 アメリカ M923 A1 BIG FOOT ★
実車について
1980年代初めに登場した5tクラスの中型貨物トラックです。独特の大径タイヤからビッグフットの愛称で親しまれ、
頑丈な構造と優れた悪路走行性でアメリカ陸軍の輸送部隊の中核となっています。
全長:7.74m、全幅:2.47m、重量:4.5t、最高速度:86km/h
キットの製作
組み立てはキットの素組、塗装はすべてタミヤ・アクリルの筆塗りです。出戻り後、初めて一から製作した
最初のキットです。エンジンルームと運転席の箱もの組み立ては、注意しないと位置決めがうまくいかず後から
ドアを取り付ける際に上手く組み込めないことになりかねません。(事実、わたしの場合は、右側のドア上部が
少しずれています。)
足回りなど細かいところまで再現されており、作り甲斐のあるキットです。それまで外国製キットの製作の経験は
なかったのですが、タミヤ製品などと比べても遜色はなくイタレリ製品はなかなか良いなあと感じました。近年は、
外国製品の国内販売も盛んで、数多くのバリエーションキットが発売されていることは歓迎すべきことだと思います。
外国製品(特に東欧製などのキット)の出来がいまいちだという声も聞きますが、イタレリやドラゴン製のものは私が
感じるところではそれほど抵抗無く製作することが出来るようです。もっとも、わたしの場合は、ディテールアップや
細部の修正をする腕があるわけでもなくその辺の見識があるわけではありませんが。
塗装は、1990年、ドイツ駐留軍仕様としました。全体は、フラットグリーンの単一色です。ウォッシングや墨入れ、
汚し塗装などは行っておりません。今後機会を見てリメイクしていくかもしれませんが、今のところはこのままの予定です。
私はソフトスキンと呼ばれるこのような軍用トラックのたぐいが好きなのでプラモ屋を覗いて以前買っておいたものです。
タミヤのカーゴトラックが発売される前でした。基本的には戦後のAFVは扱わないつもりなのですが、この頃はモデルの
年代などは特に意識せずに買ったものです。以前は、このような軍用トラックで市販品が手に入るものは少なかったように
思いますが、最近は、ドイツものも含めて各社からいろいろ発売されていますので、あれこれ作り比べてみたいものです。
キットの箱絵